2014年09月30日

誤ってよく使われる表現

よく使われるけど何となく不安な日本語



ふりまくべきは「愛嬌」か「愛想」か?

「愛嬌を振りまく」が正解です。
愛想は振りまかずに、「愛想はある」や「愛想がない」、「愛想が尽きる」という使い方をします。


明るみに「なる」か「出る」か?

明るみに「出る」が正解。
明るみに「なる」は間違いです。

「明らかになる」と混同して誤用されちゃっているみたいです。


掬(すく)うのは「足」か「足元」か?

相手の隙(すき)につけいって、失敗させたり、敗北に追い込む事。

「足をすくう」が正解で、
「足元をすくう」は間違いです。

上には上が「いる」か「ある」か?

「上には上がある」が正解で、
「上には上がいる」は間違いです。

「いる」は人間にしか使えない慣用句となり、
「ある」では何にでも使われる慣用句となります。

これは結構な違い


的を「得る」か「射る」か?・・・悩む

的を得た回答か、それとも的を射た回答…
悩む方も多いと思います。

的は"射る"が正解。
"得る"では的をゲットしただけで、
ドンピシャリな回答をしたわけではないのです。

ど真ん中を射貫く回答を「的を射る」と表現しましょう。


青田は「買う」か「刈る」か?

買うのか、刈るのか分からない!ジーザス。

青田は「刈る」が正解です。
青田を「買う」では〇〇さんに怒られちゃいます。


「うなされる」?or「浮かされる」?・・・知恵熱出ちゃう。

「熱にうかされる」が正解。
うなされるのは「夢」ですね。

高熱が体がふわふわする様子を表したのが
「熱にうかされる」です。

知恵熱にうかされる前に覚えておきましょう


「目端」?「目鼻」?そして「付く」の?「効く」の?

抜け目ない様子をあらわすのは「目端が効く」が正解。
目鼻は基本全てにおいて不正解です。

抜け目ないという意味も間違われやすいのでご注意を!
少々ネガティブな印象を含むので、
好意的な相手には使わない方がいいかもしれません。


姫は「1人」か「1人目」か ~一姫二太郎~

子供の理想構成について出てくる一姫二太郎

1人の女の子と2人の男の子…というのはウソ!
1人目が女の子で2人目が男の子というのが正解です!

けっして理想的な子作りというわけではありません!


確信犯の使い方は現状革新的

罪を知りつつも実行する犯罪を確信犯ということが多いですが、
実は誤まりです!

これから行う犯罪行為を正しいと信じて行う実行犯のことをさすのが正解です。


小春日和は「春」なの?「春以外」なの?

小春日和はズバリ春ではありません!
秋の季節にまるで春のように気候がよく、
心地よい日のことを指します。

ススキが揺れたり、コスモスが香る季節に訪れるのが小春日和なのです。


「敷居が高い」の間違いは意外に多い?

「敷居が高い」の使われ方が間違っているのをよく耳にします。
水準が高く手が出しにくい…という意味で使われることも多いみたいです。

正解は「過去に失礼をしてしまった家(店)には行きにくい」といった局所的な使い方をします!


失笑も実は違うんです!

「失笑」の本当の意味とは!
ちょっと「小馬鹿にして笑う」ことなどではなく、
「面白くてガマン出来ずに笑ってしまった…」これが正解です。

別の言い方をすると、「思わず噴き出してしまった」が正解の使い方なのです。



セレブは本当にセレブなのか?

これに至っては外来語ですが、
和製英語といってもイイでしょう。

元々のセレブリティ(celebrity)とは有名人や一流の人という意味合いです。
端的にお金持ちの事ではありません。
お金持ちである可能性が高いだけであって。。。

…という事でホームレスでも有名な人はセレブなのです。
貧乏キャラの岸辺シローさんもセレブリティなのです。


別の外来語でawardで意味は「賞」で英語の発音は「アウォード」ですが、
よく日本のマスコミの人は「アワード」と言っています。
同じスペルのwar(戦争)はほとんどの日本人は「ウォー」と言えるのに、
不思議に感じ、耳に障ります。


もうすぐ旬に入りますが、
栗についてよく「マロン」と言いますが、
「マロン」とはフランス語であって、
栗の英語はchestnut(チェストナット)と言います。  

シュークリームは英語とフランス語が合わさった外来語、「靴墨」と理解され、
英語圏でもフランス語圏でも決して通じない和製外来語として、曲解されてますが、
マロングラッセ(marron glacé )は、クリを砂糖漬けにしたお菓子として、
スウィーツ好きの女子にはお馴染みで、けっして曲解されていません。



その情けは一体だれのため?

「情けは人のためならず…」これもまた違った意味で使われる事が多いですね。
本来は人に情けをかける事は巡り巡って自分にいい事をもたらす…という意味合いです。

情けをかけるとその人のためにならないという意味ではないのです。

困った人を助けるのに理由などいらないさ!
…という熱い男子には関係のないお話


「役不足」はお役御免なのです☆

良く使われる役不足。
これは与えられた役に対して能力が低すぎる様を表す
…かのように言われますが、違います。

全くの逆なのです。
能力が大きいのに小さい役をこなすこと。


「煮詰まる」の本当の意味

なーんにもいいアイデアが浮かばない、
出来る事が何もない…などなど。
悪い意味で使う人が多いのがこの「煮詰まる」
本当はいい意味なんです。

「企画の進行方針が固まってきた」 とか
「楽しそうな遊びの計画が決まった」とか
そういったことに使うのが「煮詰まる」なのです。


「世間ずれ」の本来の意味は

本来の意味は「世間を渡ってずるがしこくなる」ですが、
世間のほとんどが「世の中の考えから外れている」と誤って理解していました。

「世間ずれ」の「ずれ」とはずれていることではなく、「擦(す)れている」の「すれ」に該当します。

「ずれている」のではなく、生きてきたなかで元来の純真さが磨り減っていったと考えれば、
次第に「悪賢さを身につけた」という状況になったことが想像できるのではないでしょうか?




ホームページ「使い方間違ってる?、誤用されやすい日本語まとめ」
(副題)「 よく使われるけど何となく不安な日本語」より引用




Posted by ビザライ at 11:58│Comments(0)
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